山添 拓 参議院議員・日本共産党

ブログ

2017年3月17日

アメリカにモノ言えぬ防衛省

16日、米軍オスプレイにかんする防衛省レクに、横田基地周辺のみなさん、池内さおりさん、斉藤和子さん、吉良よし子さんと参加。これが本当に日本の防衛省なのかと情けなくなるぐらい、アメリカにモノが言えない&言わない姿勢が浮き彫りに。

アメリカ国防総省は13日、今年後半に計画していた横田基地へのオスプレイ(空軍のCV-22)配備を、最大3年間先延ばしにすると発表。発表はそれだけで、理由は示さず。
まず、この点を問いました。
防衛省は、我々でも知っている報道ベースの話のみ。それ以上は知らないと(知っていても言わないのでしょうが)。「詳細が発表され次第お伝えする」というが、自分たちから問合せたりはしないと。

昨年12月、沖縄での墜落事故についても問いました。オスプレイ搭乗員が所持するチェックリストには、空中給油について、給油機から延びるホースを「ギロチン」した場合、ホースがオスプレイのプロペラに絡まって「壊滅的」、「破滅的な損傷を引き起こしかねない」とある。そのとおりの事態が起きたではないかーー13日の参院予算委員会で山下芳生さんが追及し、稲田大臣はマニュアルの存在を知らないと繰り返したもの。
テレビ中継された国会で追及を受けても、その後米側に確認すらしていないといいます。

飛行再開を認め、空中給油訓練の再開を認めた具体的な根拠を示すよう問うても、「独自に分析し、安全性だと確認した」と述べるばかり。米側の事故調査ですら、まだ結論が出ていないというのに、そして日本側はマニュアルの存在自体知らないぐらい、オスプレイについての知見がないらしいのに、この有様。

普天間から横田基地に飛来しているオスプレイ。群馬や新潟で自衛隊との共同訓練を行うと言いながら、横田周辺でも旋回訓練を行っています。基地上空でしか行わないはずのヘリモードへの転換も、住宅街の上空で行っている。市街地上空では行わないはずの低空飛行も遠慮なく行うーーこうした実態について、防衛省は当然把握しているはずですが(本当に知らなければ日本の防衛など穴だらけということになる)、国民に対しては知らぬ存ぜぬ。この日も「米軍の運用の問題です」「米軍によって適切に運用されるものと考えている」

理解に苦しむ回答ばかり。参加されたみなさんも口々に怒りをぶつけていました。
これが防衛省なのだと知れば、アメリカに何も言えない、聞けない日本に、多くの人が幻滅し憤慨するのではないか。
その日本が、アメリカと戦争ができる国へと法律をつくり自衛隊を変質させている。改めて、許しがたい。