山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2024年3月18日

年金と女性の低賃金

予算委員会の集中審議は倉林明子さんがバッターに。

先週、小池晃さんに森元首相も聞き取り調査の対象に含まれると述べた岸田首相。その森氏は、企業・団体献金禁止の抜け穴がつくられた当時、自民党の幹事長であり、かつ、後に安倍派となる森派の会長でした。以後、派閥の政治資金パーティーが急増します。安倍派の裏金づくりは20年以上前にすでにあったという証言が複数あり、裏金スキームをつくった経緯について知る可能性が高い、いわばキーパーソンが森氏です。

倉林さんの指摘に岸田首相は今日、「午後の政倫審の結果も踏まえて判断する」などと言い逃れましたが、政倫審に出てきた下村氏は知らぬ存ぜぬを「貫徹」しただけで、疑惑はなんら解明されませんでした。したがっていよいよ幹部経験者や森氏の証人喚問が必要です。

倉林さんの質問の主たるテーマは年金と女性の低賃金。「物価高騰を上回る所得の実現」という岸田首相に対し、では年金生活者も含まれるか、という追及から。こちらも低年金の解消に消極的な政府の姿勢を浮き彫りにしました。

なお、今日の参院予算委員会は元々6時間の予定でしたが、衆院政倫審のために1時間短縮され5時間に、さらに首相の問題答弁で中断したことからずれ込み、倉林さんの質問も最後が少し切れてしまいました。残りは深夜に放送されます。

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