山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2016年11月24日

国交委「住民合意なき羽田・新飛行ルートは許されない」

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国土交通委員会で羽田空港の新飛行ルートについて質問。新宿、渋谷、品川や大井町の上空を2分間隔で着陸機が飛び交う事態が、住民合意もなく進められようとしています。
今日の質疑では、住民合意なく進めようとすることは許されないと追及しました。

7月に国交省と関係自治体が行った協議会。自治体が新ルートを了承したと報道されました。ところがその後、ルート下にあたる各区の議会では「了承する場ではない」などの答弁が相次ぎました。
石井大臣にどうなのかと問うと、「合意や了承をしたものではない」と明言。

では、地元の合意なく進めてよいのか。
空港法に基づいて国交省が定めた「空港の設置及び管理に関する基本方針」では、騒音などの環境対策の実施にあたって、周辺の地方公共団体と適切な方策を合意して進めることが望ましい、とされています。大臣もこれは否定しない。一方で7月の協議会は合意したものではないとも述べた。
そうすると、今後も住民のみなさんや自治体との合意がない限り、勝手に進めてはならないことを大臣自ら認めたことになります。

騒音はもちろん、事故や落下物の危険、排ガスなど、くらしに重大な影響を与えます。
訪日客を増やすために国際線を増便する、だから機能強化が必要だといいます。しかし、住民に新たな危険と負担を押し付けてまで、なぜ羽田にこれ以上集中させる必要があるか。他の空港も様々問題はありますが、成田や関空、中部などは現在でも発着枠に余裕があります。「羽田空港の機能強化」という命題そのものを問うべきではないか。

雪の舞う寒い一日でしたが、地域で運動するみなさんや江戸川の大橋みえ子区議も傍聴にお出でいただきました。
新飛行ルートを許さない今後のたたかいを、引き続き共同して取り組む決意です。

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