山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年2月1日

重層長屋に適切な規制を

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重層長屋という言葉をご存知でしょうか。
今日、足立区を訪れ初めて目にしました。長屋という言葉からはイメージしにくい、一見すると真新しいアパートですが、少し違う。外から見ても狭そうな部屋が、狭い空間に密集した建物です。

集合住宅でありながら、廊下や階段のような共用部分がないためアパートやマンションのような共同住宅ではなく、法的には戸建て住居と同じ扱いに。そのため共同住宅であれば建てられないような土地でも次々つくられる。いわゆる「旗竿地」ーー道路から路地を進んだ奥に位置する土地の「有効活用」として、数年前から広がっているとのこと。

竹ノ塚駅近くでは、幅1.5メートル程度と狭い路地を数十メートル行った先に、なんと62戸の重層長屋が建設中。完成すれば一部屋に2人入るとして120名がこの狭い路地を行き来する。火災などなにかあった際の避難路もこの一本です。
周辺にお住いの方が不安を語ってくださいました。

昨年12月には池内さおりさんが訪れ、その時の様子はしんぶん赤旗の記事にもなっています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-24/2016122415_01_1.html
今日も足立区のぬかが和子区議、はたの昭彦区議、針谷みきお区議とともに現地にうかがいました。

この件では、先行して世田谷区で問題となり、この足立区でも規制が必要だとして意見書が出され条例制定の動きもあるそうです。
居住者にとっても周辺住民にとっても、安全性や住環境に重大な影響をもたらす構造物。建築基準法も含めて適切な規制が必要であり、国としても対応が求められます。

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