山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2016年2月5日

衆議院予算委員会を傍聴

 衆議院の予算委員会を傍聴。志位さんが甘利大臣問題と安保法制=戦争法の具体化について質問。1時間40分の質問時間があっと言う間に感じました。

改定PKO法では自衛隊の任務が拡大されますが、昨年の通常国会でこの点はほとんど議論されていません。
1990年代後半からPKOそのもののあり方が変化し、「文民保護」が新たな(というより主要な)任務となっていること、南スーダンでは政府軍がPKOへ武力攻撃を行っていること、したがってそこで市民を保護するためと武器を使えば、それは政府軍を相手とすることとなり憲法9条が禁止する武力行使にあたることを順を追って追及。国連が発表している南スーダンの現状に関する報告に基づいた質問でしたが、中谷防衛大臣は「武力紛争は偶発的なもの」など、国連レポートを知らないかのような発言で唖然とします。

PKOの実態が様変わりしていることは、私もあまり認識していませんでした。PKOと聞くとなんとなく平和な環境で安全に、役立つことをやっているという印象があります。それは1992年のカンボジアPKO以来、教科書などで紹介されてきた口絵のイメージなのかも。
しかしいま、PKOは単に人道支援を行うものではなく、停戦合意が破れても現地に残り、積極的に武力行使も行うという位置付けに。そんなところで自衛隊が「武器使用」という名で武力行使を行うーー戦争法の具体化が、いよいよ「殺し殺される自衛隊」を作り出そうとしています。
戦争法、やはり直ちに廃止するしかない。

参院選・比例候補の椎葉かずゆきさん、千葉の浅野ふみ子さん、神奈川のあさか由香さんとも初めてご一緒しました。

 

 

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