山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年5月15日

共謀罪、強行は許さない

政府与党が共謀罪の強行可決をねらうという、たたかいの一週間が始まった。
今日は一日中議員会館前での行動がとりくまれ、午後はほとんど途切れることなく、スピーチやコールが聞こえてきました。その声に何度も励まされています。

衆院・法務委員会では、明日の質疑で与党が目安とする審議時間30時間を超える見込みといいます。
もちろん審議時間に制限があるわけではなく、この種の法案ならこの程度の時間と自動的に決まるわけでもない。だいたい与党側が勝手に決める性質のものではなく、徹底審議を求めるのは国民の声であるはず。週末の世論調査でも、共謀罪法案を今国会で通すべきではないとの声の方が多い。予定した時間が来たから即採決というのは、「どれだけ問題が指摘されても採決する。採決すれば可決するのだから付き合ってもムダだ」という意思表明にほかならない。
ましてや金田法務大臣以下、誰が聞いても納得いかない、論理矛盾と破綻した答弁の連続です。何度議論が空転したことか。なんと空虚な答弁を繰り返していることか。

政府与党が企む強行スケジュールに、維新が加担し採決のお膳立てを仕向けています。
しかし維新の「対案」を盛り込んだ修正案は、取調べの録音・録画を「検討」することを「附則」に盛り込むというに過ぎない。話し合うだけで罪になる、話し合いの前から監視する捜査を合法化する、共謀罪の本質をなんら変えるものではない。いや、変えないからこそ、与党が合意したもの。

共謀罪法案は、廃案しかない。
明日も終日、国会周辺での予定が組まれています。参考人質疑には、自由法曹団の加藤健次弁護士(私の元職場の先輩!)も来られます。
ぜひ、国会へ、日比谷野音へ!

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