山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年7月4日

改憲案発議は許されない

毎日新聞が3日、安倍首相にインタビュー。都議選の結果を問われ「自民党に対する厳しい叱咤と受け止め、深く反省する」と述べながら、何を反省するのかは答えない。そして年内の国会提出をねらう改憲スケジュールは変えないという。

結局この方は、都議選であれだけの惨敗を喫したにもかかわらず、そこで示された都民の意思がなんであるかを理解していない。たぶん敗因分析を正面からできないために、1強のおごりを捨てきれないということか。安倍首相の意思に反する異論や批判を受け付けず、「結果を示す」といってあくまで強行する、その不遜さ傲岸さに対しての拒絶であることが、まだわからないか。この政治は、やはり終わらせるほかない。
改憲案の発案など、決してさせないという世論と運動を!

一方自民党は、国会の閉会中審査に応じざるを得なくなった。ただし、首相抜き、前川前次官も参考人招致でといいます。これも、都議選で安倍政権への明確な民意が示されたなか、事態の重さをわかっていない様子。短時間でも首相抜きでも、とりあえず国会を開けば批判をかわせるとでも考えているなら大間違い。一度決意が示された国民世論は、そんなに甘くない。
総理入り集中審議、証人喚問の実施が必要。なにより野党4党が憲法に基づき求める臨時国会の召集を、直ちに決断すべきです。

今日、議員会館を歩いていると、どこからともなく聞こえてくるのは、やはり都議選の結果と今後について懸念するヒソヒソ声。確かに「潮目」が変わったなと実感した出来事でした。

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