山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2022年1月19日

まん延防止措置の拡大について国会質問

まん延防止措置の拡大についての国会報告を受け、議院運営委員会で質問。
 
感染拡大のスピードが速いオミクロン株の下で、医療従事者が陽性や濃厚接触で勤務できず診療を維持できないなど、新たな影響が生じています。
濃厚接触者の待機期間が短縮された下で、エッセンシャルワーカーについては、検査で陰性が確認されるのを前提に10日を待たず待機解除が可能とされます。しかし、検査費用は事業者の負担。社会機能の維持のために検査を求める以上は、国費で実施をと求めました。山際大臣は、「持ち帰って検討する」との答弁。
 
都内の保育園で、保育士さんや保護者、その子どもなどが相次いで陽性になったケースをうかがいました。
いずれも保健所の判断は「濃厚接触者なし」。ところがその後、次々に感染者が判明。園は、保育士や保護者に自費で検査を求めてきました。
濃厚接触者の定義を改める、あるいは、医師の判断で濃厚接触者に準じる者も無料検査を可能にすべきと求めました。
山際大臣は、こうしたケースでは無料で行政検査を行うことが可能との答弁。
 
さらに、都道府県が行う無料検査では検査で陽性となってもさらに医療機関での検査を求められ、医療保険による検査で負担があるケースが生じています。時間がかかれば保護が遅れ、濃厚接触者も増えることになります。無料検査で陽性が判明したら直ちに保護できるようにするべきだと求めたのに対しては、「無料検査の結果で医師が確定診断とすることは可能」との答弁。
 
いずれも「可能」といいますが、その周知徹底が重要です。

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