山添 拓 参議院議員/弁護士 東京選挙区候補 日本共産党

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2022年4月6日

憲法審査会で「オンライン国会」をテーマに参考人質疑

憲法審査会で「オンライン国会」をテーマに参考人質疑。九州大学の赤坂幸一教授、早稲田大学の長谷部恭男教授が意見を述べ、質疑を行いました。
お二人とも、現行憲法の下でも限定的な場合にはオンラインで「出席」を求めてもよいのではないかという立場で意見を述べられました。
 
私は、憲法53条の臨時国会召集要求を拒み明文規定に反する実態がある下で、憲法56条1項の「出席」という文言の解釈を緩めるのは慎重であるべきではないかと質問。赤坂参考人は、53条違反は「問題がある」と述べ、長谷部参考人は、53条違反の違憲訴訟で原告側の意見書を作成しているとしてやはり問題だと指摘がありました。
 
憲法56条1項が国会議員の3分の1の出席を求めたのは、多数派による審議・採決の濫用を防ぐためといえます。多数派の意思が強く反映する「議院自律権」を理由に、解釈でオンライン国会を認めるのは慎重であるべきではないか。それではオンラインによるべきでないのにオンラインにしたり、オンラインでも不可能なのにオンラインでできるとしたり、濫用的な運用があり得ます。赤坂参考人からも「明確な歯止めはない。だから全会一致の慣行を大事にすべき」、長谷部参考人からも「コンセンサスを得て行うべき」との意見が述べられました。
 
三権分立の一部をなす国会は、それ自体が権力であり暴走の危険があります。その成立要件についての憲法解釈は、簡単に緩めるべきではないと考えます。

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