山添 拓 参議院議員 日本共産党

ブログ

2023年1月29日

忘れられない事件

さいたま新都心郵便局の職員だったKさんが職場で身を投げ命を絶った事件から12年あまり。

事件が完全解決し、十三回忌を迎えたのを機に、ご遺族と支援者の代表、弁護団でお墓参りをしました。

裁判は原告側の勝訴的和解、労災が認められ、一昨年には日本郵便の幹部が墓参とご遺族への謝罪にも訪れました。異例のことです。私は一審の裁判まで弁護団でかかわっていましたが、お墓参りは初めて。

墓石には、「思い出 たくさん ありがとう」と掘られており、3人のお子さんがそれぞれ彫ったものだそう。お連れ合いからのメッセージも書かれています。辛いけれどもあたたかい、こんなお墓は初めて目にしました。

この事件では、配達ミスや営業ノルマの未達の際、全局員の前で反省の弁を述べさせる「お立ち台」なるものの存在が注目されました。

職場の実態を主張立証するため、提訴前に裁判官による証拠保全を実施。それが会社に相当なプレッシャーを与えたようで、以後、新都心局をはじめ各局で「お立ち台」そのものが撤去されました。

その後、職員のみなさんから様々な情報提供もされるようになり、労働組合ともども職場を変えながらたたかった経過があります。

弁護士1年目の終わり頃に出会った、忘れられない事件です。

快晴で風もなく、日差しのあたたかささえ感じました。なにより亡くなったKさんのお連れ合いが「みんなで来られてよかった」と繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。

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