山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2023年3月30日

ロシアによるベラルーシへの戦術核配備について質問

外交防衛委員会でロシアによるベラルーシへの戦術核配備について質問しました。

核兵器による使用をちらつかせての威嚇は絶対に許されません。外務大臣もそれを認めますが、ではその法的根拠となる国際規範はなんなのか。

NPT(核兵器不拡散条約)1条は、核保有国による核兵器の「移譲」を禁止し、2条は非核保有国が核兵器を「受領」することを禁止しています。ロシアもベラルーシもNPTの加盟国です。違反ではないのか。

あるいは6条は、核軍縮と撤廃に向けた誠実な交渉を義務付けており、核兵器の拡散は明らかに逆行します。

ところが、NPT違反かどうかは「配備の状況が明らかでないため断定的に申し上げられない」と明言できない外務大臣。ロシアやベラルーシが、この状況で配備の状況を詳らかにすることなどあるのでしょうか。

背景には、アメリカがヨーロッパの6か所へ核兵器を配置し、これをNPT違反ではないと説明してきたことが横たわります。

いまや米ロに残る最後の核軍縮合意である新STARTに基づく情報提供まで、双方が止めたというほど重大な危機です。

ベラルーシへの戦術核配備は、NPTはもちろんですが、核兵器禁止条約には明白に違反します。どこであれ、誰の管理によるものであれ、核兵器を置くことを禁止しているからです。

「核抑止」は、使用の危機と表裏一体であり、抑止論は幻想にすぎません。核兵器禁止条約こそ、必要であり有効。日本はその道をリードしてこそ国際社会で役割を果たせるはず。

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