山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2023年5月19日

院内集会「袴田事件の再審確定、つなげよう再審法改正へ」

院内集会「袴田事件の再審確定、つなげよう再審法改正へ」に出席しました。

袴田巌さんと姉の袴田秀子さんも参加され、マスコミも大勢駆けつけており注目の高さをうかがわせます。

半世紀近くにわたり身体の自由を奪われ、再審開始決定がなされたものの検察側が争い再審の道が閉ざされ、最高裁まで争われようやく高裁に差し戻し、再審開始が決定しました。検察側は有罪主張を行わないことが想定され、速やかに無罪判決が言い渡されるべきです。

無罪が確定した暁には、なぜこんな事態が起きたのか、警察と検察には真剣な検証と総括が求められます。

刑事訴訟法の再審にかかわる条文は19条しかなく、ほとんどが戦前を引き継ぎ裁判官の裁量的な職権行使に委ねています。そのため裁判官次第で進み具合も証拠開示の在り方も異なる、「再審格差」と言われる状況が生まれています。

せっかくの再審開始決定に検察が不服申し立てを行えば、再審を行うかどうかの争いが長く続くことになります。いわば検察による「再審妨害」

「再審格差」も「再審妨害」もなくすために、再審法の改正が欠かせません。法務省がやる気を示さないなか、国会が問われています。

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