山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2023年9月21日

パリ政治学院政策研究センター

パリ滞在4日目。今日はパリ政治学院政策研究センターで2人の研究者と面談しました。このSchencerPoは官僚や政治家を養成する位置付けがあり、マクロン大統領なども卒業生。うかがったのは昨年できたばかりというとてもきれいな、しかし歴史的な建物でした。

午前中は社会学者のJerome Pelisse氏。20年前の論文のテーマが労働時間の短縮だったといい、週35時間労働の実現に寄与した方です。7月に来日し、日仏間の労働時間など労働基準や労災についての捉え方の違いにも言及がありました。もとよりフランスでは、過労死は「コンセプトとして受け入れられていない」とも。

男女の賃金格差是正のための約20年にわたるフランスにおける制度の変遷についてもお話しをうかがいました。「社会と法律は影響しあっている」という言葉が印象的でした。そのとおりだと思いますし、社会を変えるにはたたかいが必要であることも論をまちません。

2022年11月号の『法律時報』でも翻訳が紹介されており、日本でも知られている研究者の一人でした。

午後は政治学者のJanine Mossuz-lavau氏。

なんとこの間に研究室を含む校舎が停電になってしまい、急遽近くの喫茶店でお話しを聞くことに。長年取り組んでこられたパリテについて、歴史をたどりながら現在の課題までお話しいただきました。

女性議員が当選しても、重要な委員会はなお男性が独占している、パリテを導入してもずるい右翼政党はその党が当選しそうにない選挙区にばかり女性を立候補させる、そもそも会議が夕方以降や休日など子どもと過ごすべき時間にセットされ困難があるーー日本でも似たような事態がいくらもあり、かつ日本ではより深刻です。「日本で実現するのは大変そうですね」と言われましたが、それでも変化は起きており、変化させなければならないと思います。

二つのアポイントの間にはパリ市を中心に交通網の整備や運営を担うRATPでもたっぷりお話しを聞きました。こちらはもう一つのテーマとして依頼していた公共交通をめぐる政策についての懇談で、パリ市とその郊外で進む地下鉄やトラム、関連施設の大胆な整備計画の進行などとても興味深かったです。

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