外交防衛委員会で質問しました。

7月に訪れた沖縄・与那国島。戦後、米軍も自衛隊もなく放牧された馬が車道を歩くような自然豊かな国境の島。そこへ自衛隊基地がつくられ、当初の説明にはなかったミサイルまで配備されようとしています。「こんなはずではなかった」というのが島で共通した声でした。

ミサイルを配備すれば標的となります。だからこそ政府は、「有事」に際して避難だシェルターだと躍起になっています。

避難は航空機や船舶を使う計画です。ところがそのための空港や港湾は、デュアルユース＝軍民共用化がねらわれ、そのために全国約40の空港・港湾で滑走路の延長や岸壁の増築といったインフラ整備を行おうとしています。

どこを指定するのか、すでに自治体に説明にまわっていますが、答えようとしません。予算はいくらか、これからだといい青天井です。住民の理解なしに進めるのかという問いに、理解を得ようとは決して答えませんでした。

莫大な予算をつぎ込む公共投資ですが、民間施設としての利用ではないのでいわゆるB/C、コストパフォーマンスは度外視。しかも利用調整の枠組みがつくられ、平時から自衛隊の利用を優先する仕組みを盛り込もうとしています。

秘密裏に、こんな事業を進めさせてはならない。