山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2016年10月30日

自民党改憲案と高学費にどう向き合うか

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27日、中央大学での講演会に招かれお話してきました。テーマは、自民党改憲案と高学費にどう向き合うかーー。
学生のみなさんに共産党の姿をもっと示していこうと今後、吉良よし子さんや池内さおりさんも学生向け企画で話をされる予定です。

ちょうど、衆議院で憲法審査会を開こうという動きが明らかになった時でもあり、自民党改憲草案に基づく改憲発議がされようとする現状をお伝えしました。
安倍首相は26日、「政局から離れて、各党が自由闊達に議論をして発議案を国民に分かりやすい形でまとめてもらうことを期待したい」と述べたといいます。改憲論議を進めるだけでなく発議案をまとめるよう促すのは、明らかに踏み込んだ発言。

衆院では今後、11月10日に「憲法制定経緯」「憲法公布70年を振り返って」をテーマに、次いで17日に「立憲主義」「憲法改正の限界」をテーマに自由討論を行う予定といいます。
昨年6月、やはり「立憲主義」をテーマとした衆院の憲法審査会で、参考人の憲法学者3人が揃って安保法制は違憲と発言。にもかかわらず、そうした意見に一切耳を傾けず強行した安倍政権です。いまの憲法を守れない、守ろうとしない政治に、改憲を語る資格はない。ましてや憲法を国民を縛る道具に変えようとする自民党改憲案は、論外だと思います。

一方、憲法をいかした政治という意味で、給付型奨学金創設に向けた動きは学生、若者の声が動かしてきた大きな前進です。しかしその動きをホンモノにするには、さらに大きな世論を起こす必要があります。
政府と自民党が現在検討する「給付型奨学金」は、このままでは返還免除型のような「名ばかり給付型」になりかねない。給付対象も住民税非課税世帯など全体からすれば狭い範囲が議論されています。この間の国会論戦も紹介しながら、来年度の予算編成、そしてその先に向けて、私たちが望む奨学金のあり方をアピールしようと呼びかけました。

聴いてくださった学生が終了後、「運動してみたいと思いました」と話してくれたのが印象的でした。
写真は、学内で宣伝用に貼られていたポスターと。

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