山添 拓 参議院議員/弁護士 東京選挙区候補 日本共産党

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2016年11月11日

リニア建設への公金投入は許されない

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10日、リニア中央新幹線の建設に3兆円もの公金を注入するための法案について、国土交通委員会で質問を行いました。午前中に参考人質疑、午後には法案質疑に続いて採決まで行う。参考人の意見などほとんど聴く気がない、結論ありきの審議ですが、問題点は次々浮き彫りになりました。

「夢の超特急」と言われるリニアですが、実際には未確立の技術、地震や事故時の安全対策も不十分で、南アルプスを貫く長大トンネルは最高レベルの難易度。山梨の実験線では、水涸れや異常出水、騒音、振動、日照、電磁波など様々な環境影響が現実化しています。

参考人として意見陳述された川村晃生さんは、山梨在住。沿線を歩き、住民の声を聞き、JR東海の傲慢な態度にも直面してきた経験に基づいて、短い時間にもかかわらずあらゆる論点でリニア計画がいかに間違っているかを明らかにされました。
具体的で実態に基づく話だけに、賛成派の議員からも、川村さんに質問が相次ぐほどでした。

午後の質疑では、採算性について質問。
3兆円を財政投融資で貸付けますが、償還確実性に対する審査が全くされていない事実を問いました。建設費9兆円とされるリニアは、JR東海の社長が「ペイしない」とする赤字の事業です。融資を返済できるのかと問われると、政府は「収益力の高い東海道新幹線と一体的に経営するから大丈夫」と述べる。しかしリニアの開業後は、東海道新幹線の需要はいまの半分になる試算です(それでも過剰なぐらい)。東海道新幹線は、いまのような収益力は保てない。
赤字のリニアと、利用者が激減した新幹線を抱えて、どうして黒字だと言えるのか。

国交省は、リニアの収入予測だけを行い、維持費など支出は計算していないといいます。東海道新幹線に至っては、収入も支出もわからないのだと。それでどうして「収益力の高い東海道新幹線と一体的経営ゆえ大丈夫」などと言えるのか。安倍首相も麻生財務大臣も、なんの根拠もなく「大丈夫だ」と述べていただけではないか。

委員会で可決、今日の本会議では、日本共産党と希望の会(社民・自由)、「沖縄の風」のみ反対で可決されました。それでもリニア建設をストップすべきことは変わりません。「夢の超特急」が悪夢となる事態は絶対に避けなければならない。
引き続き、多くの方とともにたたかう決意です。

URLは赤旗の記事。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-11-11/2016111102_01_1.html

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