山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年3月27日

暮らし、労働者に目を向けた予算を

参院本会議で予算案などの採決。

本予算、共産党からは田村智子さんが討論に立ちました。
この間、予算委員会はあたかも森友問題特別委員会の様相でしたが、予算案そのものも重大な問題があります。アベノミクスにしがみつき、格差と貧困、労働者の疲弊に目を向けず、都合のいい数字ばかりを自慢する。今日も自民党議員は、すでに反証済みの数字を並べてアベノミクスの成果を語っていました(その割には、元気のない討論でしたが)。
くらしを破壊し大型開発優先、大企業優遇。国民の声に押されて目玉政策のようにうたう給付型奨学金でさえ対象が極めて狭く、文教予算はあろうことか減額。安倍政権の本質が見えます。

所得税法等の改正法案では、大門実紀史さんが討論。大企業が利益を溜め込み、内部留保と配当は増えたが賃金は上がらないことを端的に指摘。リストラやコストカットを進めれば株主に評価される現状を告発すると、与党席からも「そうだ」などのヤジが。わかっているならなぜこうなるか。

ところで、維新の会が本予算にも所得税法改正法案にも反対。その理由は、本予算は「身を切る改革」がなってない、公務員給与が高すぎる、所得税法は法人税減税が手ぬるい、相続税は広く薄く集めるべし、とのこと。渦中にある森友学園問題についての言及はありませんでした。

本予算の採決は、記名投票となり壇上を堂々巡り。その様子を、秘書が院内のテレビで撮ってくれていました。雰囲気は伝わるでしょうか。

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