山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年6月17日

論理がない、事実もみない安倍政権

都議選の応援で多摩市へ。帰り道に地元の調布でも宣伝。暑い一日でしたが、候補者のみなさんはいずれもフル回転です。

共謀罪の強行、いよいよ明らかな加計疑惑、憲法9条改悪ーーいずれも大きな関心が寄せられていることを実感します。国会が事実上閉会した直後の週末。疑惑隠しの幕引きに、多くの人が怒りや不満を抱いています。

安倍政権は、常に「これからも丁寧に説明していく」と見栄を切ります。しかし、丁寧な説明などされた試しがない。吐き出されるのは、聞き飽きた原稿通りの「説明」か、「批判はまったくあたらない」という紋切り型の言葉。それで説明した気になっている大臣もいるかも知れないが、多くは違います。説明できないからこそ誤魔化すしかない。

共謀罪法案の審議で、「条約はテロ対策でない」との指摘に、まともに答えられたことは一度もありません。犯罪の早期化により監視社会を招くことを事実をもとに示しても、一度たりとも噛み合った答弁をしたことがない。都合が悪くなると答弁を二転三転させ、その変遷を指摘すれば「基本的に同じ」と逃げる…
加計疑惑では言わずもがな。文書が「発見」されてもまだシラを切ろうとし、さらには役人のせいにする始末。

この政権には、論理がない。
事実も見ないことにする。
異論や批判は全部敵に回し、跳ね除ける。
あまりにも独善的で余裕がない。

その矛盾が噴出し、焦りのあまりボロが出た通常国会の会期末だったと思います。
数の力でなんでもできると考えている安倍政権には、数しか力はない。数がなくなったとき、自民・公明にはなんの拠り所もない。そして数は、私たちの力で減らすことができる。都議選は、チャンスだ。

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