山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年7月28日

並行在来線、えちごトキめき鉄道を訪問

今日は新潟県糸魚川市と上越市へ。糸魚川市では半年前の大火の現場を歩き、上越市では北陸新幹線開業に伴い第三セクターに移管されたえちごトキめき鉄道を訪れました。

147棟、4万平米が焼失した大火の爪痕は深く、元の場所で住居を再建したのは1世帯にとどまるとのこと。区画整理や地権者の話し合いが進められていますが、高齢世帯や商売をしていた方など、すぐには方針を定められない実態があるとうかがいました。

糸魚川から直江津まではえちごトキめき鉄道に乗車(写真2枚目は糸魚川駅)。電化された路線ですが、交流と直流のデッドセクションがあるためトキ鉄の車両はディーゼル車。しかも1両!車内は部活帰りの中高生もいて、終点まで立ち客の姿がありました。

武田良介参院議員と合流し、トキ鉄本社で懇談。北陸新幹線の開業により、沿線の長野、新潟、富山、石川の各県に3セクがつくられ、信越本線、北陸本線の長野〜直江津〜金沢間、約290kmがJRから切り離されました。利用者からは、会社が分断されそのたびに初乗り運賃がかかる、1両になり座れなくなった、など声が寄せられているとのこと。
収入の7割は、通過する貨物列車の線路使用料などに頼っています。このなかには、現在は貨物列車が走らない直江津から長野方面の区間についての、貨物経路確保資金も含まれる。災害時などに物資や燃料を輸送するルートを確保することは、全国につながるネットワークがあってこそです。

上越市でも担当者と懇談。市議のみなさん、鉄道路線の充実をめざす市民団体のみなさんとともに、共産党が4月に発表した鉄道政策を紹介しながら、鉄道路線を維持するために必要なことはなにかを話し合いました。

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