山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年8月8日

オスプレイがまたも墜落

沖縄・普天間基地の米海兵隊オスプレイが、また墜落。オーストラリアで空母への着艦に失敗し、3人が亡くなったとのこと。
今度は「不時着」などと誤魔化せず、NHKを含め「墜落」と報じられています。12月の名護市沖での事故と同じく、4段階で最大の「クラスA」に。

日本政府は国内での飛行を「自粛」するようアメリカ側に「要請」したものの、それをあざ笑うかのように世界一危険な普天間基地で飛行。「どうしても運用上必要」と言われたそうですが、いかなる必要があるのか日本側は確認しようがない。米軍が「必要」と言いさえすれば、いくらでも飛ぶ。国防総省は今日改めて、飛行を自粛するつもりはないと言明しています。

オスプレイ一つ止められない安倍政権。国民の安全より米軍の運用を優先されて抗議もできない、名護市のときのように事故が起きても米軍に阻まれ捜査すらできない自民党政府が、「日本を取り戻す」とは、よく言ったものだと思います。アメリカファースト、属国ニッポンが、安倍首相らの言う「美しい国」なのか。

なお、オスプレイが事故を起こすたびに、「オスプレイだけが事故率が高いわけではない」という類の言説を、特にネット上で目にします(自然発生的なものか、意識的に流されているものか、わかりませんが)。
オスプレイの事故は、多くが構造的な欠陥が複雑な操作を要求するために生じたものであると疑われています。米軍は原因究明すらはっきりさせないのですから、これを否定することはできない。だいたい敵への殴り込み部隊である海兵隊。日本にいていただく理由がないのだから、大惨事を招くオスプレイを受け入れる理由などなおさらない。

10日から予定される北海道での日米合同訓練への参戦はもちろん、空軍横田基地への配備も、さらには自衛隊佐賀基地への配備も、許してはならない。何よりも、普天間基地への配備、訓練を、直ちにやめさせるべきだ。

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