山添 拓 参議院議員 日本共産党

ブログ

2023年4月11日

自衛官のハラスメントについて質問しました

外交防衛委員会で自衛官のハラスメントについて質問しました。

自衛隊におけるいじめやハラスメントは後を絶たず、昨年は元自衛官の五ノ井里奈さんが実名で性暴力被害を告発。大きな社会的注目もありました。その結果、昨年閣議決定された安保3文書にもハラスメント対策に言及があります。大軍拡の裏で、ハラスメントが横行する自衛隊の実態があります。

2021年度のハラスメント「申出」件数は、相談窓口に1811件、自衛隊・機関に500件、合計2300件に上るといい、過去最高です。周知や啓発の結果だと防衛大臣は言い、ではこの先どこまで増えるかわからないということかと問うと、「いま言えない」との答弁。「申出」を受け、自衛隊としてどう対応したのか、被害者が納得のいく形で是正されたのは何件かと問いましたが、「継続中のものもある」などとごまかし、答えられません。結局、「申出」を受けるだけでその後は部隊任せ、内部の調査では信用できないという被害者の声に向き合っているとはいえず、是正のために機能していません。

こうしたなか、中途退職者がここ15年で2番目に多く5700名を超えました。新規採用者の4割近くが辞める計算です。理由で一番多いのは「就職」といいますが、退職の結果として就職するのであり、退職を決意した理由にいじめやハラスメントがある可能性も否定できません。それはこれから調査だといいます。

退職を願い出た自衛官に対して、退職理由を提出させ、ハラスメントや自衛隊への批判があると書き直しを命じる、「退職妨害」のハラスメントまで。今日、防衛省は、退職理由の「書き直し」は「あってはならない」と答弁しましたが、現実はそうなっていません。

大軍拡どころか、足下の自衛官一人ひとりの尊厳を大事にしない組織であり、隠蔽や責任転嫁の実態まで。組織としてのあり方が問われているというべきです。

ページ
トップ