屋久島沖でのオスプレイ墜落事故を受け、外交防衛委員会で質問しました。

国内で初めての死亡事故となる重大な事態です。確認されていない乗組員の救助が急がれるとともに、原因が究明されるまで米軍に運用停止を求めるべきとただしました。

ところが防衛大臣は「飛行の安全性が確認されるまで運用停止を求めた」と繰り返し、なぜか「原因究明」という言葉すら口にしません。

昨日は「不時着水」と強調していましたが、米側が表現を変えたので今日から「墜落」と改めたといいます。自ら事実を確認したり評価したりできず、すべては米側が認めた範囲でしかものを語らない。

運用停止を求めたのも今朝になってからでした。米軍に対する配慮と忖度は、あまりにも異常です。

米海兵隊のオスプレイは昨年以来、ノルウェー、米カリフォルニア、オーストラリアと3件の死亡事故が続き、国内では9月に奄美、新石垣、大分の各空港への緊急着陸が相次ぎました。

今回墜落した空軍横田基地所属のオスプレイも、横田と沖縄を行き来する際に奄美で、三沢との行き来で仙台や山形で、緊急着陸を繰り返しています。昨年はクラッチの不具合を受けて全機運用を停止、まともな説明もないままに再開していました。

構造的欠陥が指摘されてきたオスプレイは、米軍も自衛隊も撤去すべきです。

質問後、防衛大臣と外務大臣に党として要請を行いました。