山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年7月13日

空港セキュリティ体制を視察

空港のセキュリティ体制について調査のために、成田空港を訪れました。

共謀罪法はテロ対策という触れ込みで強行されましたが、飛行機の爆破テロなど政府が事例として挙げた事態について、対策の実情はどうなのかを見てみたいと思っていました。
空港会社の保安警備担当の方にうかがうと、航空のテロ対策は9.11の前後で大きく変わったとのこと。以前は預け荷物が爆破に使われるケースが多く、持ち主不在の預け荷物に気をつければよかったといいます。それが9.11以降、自爆テロのように本人が乗っていても起こりうることを前提とした対策が必要となり、持込みの手荷物検査や身体検査を含めて格段に厳しくするよう求められることに。

成田空港に今年3月から導入された新型のボディスキャナーは、機械の前で万歳して一周回る(写真)と、異物を検知した箇所がパネルに表示されます。その部分を職員が手で触って確認するというもの。
汗やシャツのシワでも反応することがあると聞きましたが、私がやってみた時にはベルトのバックルなどが反応したぐらいで、割と正確でした。

預入れ荷物は、成田では全ての荷物が検査されています(そういう空港は世界的には少ないらしい)。その現場も見せていただきました。X線を一方向だけでなく立体的に照射した画像がモニタに映し出され、一定レベルまでは機械が判断します。しかし、本当に怪しい物かどうかを最終的に判断するのは、人の目です。経験がモノを言う職場。ところが、この間報道もされているように、保安職員の離職が止まりません。現場のみなさんからは、モチベーションを上げる努力も語られましたが、やはり一番の課題は待遇。目立たない仕事ながら空の安全を守る大事な役割は、いくらLCCが台頭しても必要なコストを支払うべきものです。テロの危険を煽るだけでなく、こうした場面でもっと現場に寄り添った政治が必要だと考えます。

それにしても、飛行機に乗らないのに成田に行くとは、なんとも不思議な感じでした。

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